
商品詳細WINE DETAILS
商品名 | セトイチ 純米大吟醸 O 雄町 |
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sake name | SETOICHI Omachi |
生産者 | 瀬戸酒造店 |
生産地域 | 神奈川県・開成町 |
タイプ | 純米大吟醸酒 [生貯蔵酒] |
原材料名 | 米(国産)・米麹(国産米) |
アルコール分 | 16度 |
精米歩合 | 麹米40%(雄町100%)掛米40%(雄町100%) |
使用酵母 | M-310 |
日本酒度 | -1 |
酸度 | 1.2 |
内容量 | 720ml |
雄町の個性を最大限に引き出した純米大吟醸。
多面的で抑揚のある、奥深い酒。
■雄町らしい雄町
岡山に居た時以来、久し振りに雄町の純大を手掛けられる事になりました。フランスのコンテストの雄町部門で好成績だったので、記念に造ろうと急に話が湧き起りました。玄米の発注時期を過ぎていましたが、岡山の新中野工業(精米業者)に無理を言って、高品質の雄町を手配して頂きました。今年は気候の影響で全体的に米質が硬かったのですが、この米は雄町らしい軟らかさで、当り年だった平成 23 年に初めて雄町に触れた時のような感激がありました。
■画期的メソッド
精米後に空気中の水分を吸わない様、ビニルに 10kg ずつ小分けに袋詰めして貰いました。その方が洗米、浸漬中に米が割れ難いと云う事を、十数年前新潟の銘醸蔵が発見しオープンにしてくれました。白米を割らない為には枯し期間を十分とって、精米で失われた水分を戻してから使うべしと云うそれ迄の常識を見直した画期的なメソッドでした。精米後の水分が少ない 50% 精白以上に対して有効と云われています。
■ありがとう
米研ぎ直前にビニルを開封しなければならなかったり、白米水分が少ない事を考慮した水分 % による吸水管理が必要になります。また浸漬時、吸水の見え方が通常と様子が違って少々慣れが要ります。岡山で新中野を中心に現場で実用化され始めた時に経験していたのが役に立ちました。酒造中各工程でこちらの気持ちに応えてくれる米で、本当に有難く感謝しながら日々を送る事ができました。それを反映してか、明るく上機嫌な酒になりました。
生産者についてSAKEMAKER

■再始動
瀬戸酒造店は、慶応元年(1865 年)創業。神奈川県開成町の酒蔵です。1980 年に自家醸造を中断していましたが、2018 年から醸造を再開しました。私たちを再始動へと突き動かしたのは、開成町の美しい田園風景です。四季折々の表情を見せてくれる田んぼ、水路のせせらぎ、茅葺き屋根の古民家…。人の心をほぐすこの風景から生まれる酒は、どんな味だろう。そんな想いから、酒蔵再建ののろしは上がりました。
■日本酒のよろこびを広げたい
日本酒の美味しさ、楽しみ方、豊かさを、たくさんの人に広げたい。
その想いを形にするために、瀬戸酒造店の酒造りは4 つのことにこだわります。
・全量小仕込みで丁寧な造り
・丹沢山水系の深層地下水を仕込み水に使用
・和釜の蒸気理論の甑による蒸米技術
・箱麹法による丁寧な製麹
■酒と発酵を、町のチカラに。
日本酒と、その醸造に欠かせない発酵は、地域の気候風土と密接に結びついた豊かな食文化の象徴です。
私たちは、開成町ならではの日本酒と発酵の魅力を探求し、提案・発信することで。開成町の地域のチカラを高めるお手伝いをしたいと考えています。